禁煙について

キユーピーグループ卒煙支援もあります。

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禁煙をした日から病気になるリスクはどんどん低くなる

たばこは、ニコチンやタールなどの有害物質が多く含まれており、がんをはじめ、さまざまな病気の危険因子になります。とくに、肺がんで死亡する危険度はグンと高くなります。このほか慢性気管支炎や動脈硬化、歯周病など、たばこの害は全身におよびます。その害は、喫煙期間が長いほど喫煙本数が多いほど高くなることがわかっています。

しかし、これまでたばこを吸っていた人でも、禁煙をすれば病気になる危険度はどんどん減っていきます。禁煙して5〜6年も経つと、たばこを吸わない人に近いカラダの状態になるといわれています。また、15年禁煙をすれば、がんの発生率もたばこを吸わない人と同じくらいになります。今からでも遅いことはないのです。

たばこが関係する病気

  • 脳血管疾患
  • 動脈硬化
  • 虚血性心疾患
  • 口腔がん、歯周病
  • 咽頭がん
  • 食道がん
  • 肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 肺がん
  • 胃がん、胃潰瘍
  • 膀胱がん
  • 腎盂がん
  • 尿管がん
  • 流産、早産などの妊娠に関する異常

受動喫煙で家族にも害が…

たばこを吸っていない人も、喫煙者の煙を吸い込む(受動喫煙)ことで病気になるリスクが高まります。たばこから直接吸い込む煙よりも、たばこから立ち上る煙のほうが50倍もの発がん性物質が含まれています。

禁煙のコツ

たばこを吸いたくなったときは、たばこから意識をそらすような行動をしてみましょう。

  1. たばこを吸いたくなったら、①深呼吸をする、②水を飲む、③ノンシュガーのあめやガムを食べる、④カラダを動かして気分転換をする
  2. 禁煙仲間をつくってお互い励ましあったり、家族に応援してもらったりする。インターネットをつかって禁煙の助言を受ける
  3. お酒を飲むとたばこも吸いたくなるので、しばらくお酒を飲む場所には行かないようにする

「禁煙外来」

最近よく耳にする「禁煙外来」ってナニ?

多くの喫煙者がたばこをやめられない理由は、ニコチン依存症という依存が大きく影響しています。禁煙外来はこの病気を治療し、その後も禁煙をサポートする専門外来。最近では、認知度も上がってきて、禁煙外来に駆け込む人たちも増えてきているようです。

一般的な禁煙治療は約5回、3ヵ月程度で「卒煙」する流れで、初診でニコチン依存度や喫煙状況などをチェック。本人と相談して、禁煙開始日が決定されます。治療開始後の最初の壁は離脱(禁断)症状で、イライラや頭痛など身体的な苦痛に悩まされますが、禁煙補助薬とよばれるニコチンパッチやニコチンガム、飲み薬のバレニクリン(商品名チャンピックス:医師の処方が必要)などで治療していきます。

治療方法は医療機関によって異なるため、事前確認のうえ、自分に合った医療機関を選ぶようにしましょう。

保険適用には条件が

治療における自己負担は保険適用時、禁煙補助薬を含め、約13,000円~19,000円といわれています。しかし、保険適用は一定の条件を満たし、医師が認めた場合に限りますので、禁煙外来の専門医とよく相談のうえ、治療を開始したほうがよいでしょう。

健康保険で禁煙治療を受けるには

  1. 以下の4つの要件を満たしていること
    ①ニコチン依存症を診断するテストで5点以上
    ②ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上
    ③ただちに禁煙を始めたいと思っている
    ④禁煙治療について説明を受け、禁煙治療を受けることを文書により同意
  2. 過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合は、前回の治療の初回診察日から1年が経過していること
  3. 過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合は、前回の治療の初回診察日から1年が経過していること

これらの条件を満たさない場合は自由診療(保険適用外)になります。

ニコチン依存症を診断するテスト

合計点が5点以上でニコチン依存症と判定されます。

1 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか はい いいえ
2 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか はい いいえ
3 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか はい いいえ
4 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか
・イライラ ・神経質 ・落ち着かない ・集中しにくい ・ゆううつ ・頭痛
・眠気 ・胃のむかつき ・脈が遅い ・手のふるえ ・食欲または体重増加
はい いいえ
5 上記4の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか はい いいえ
6 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか はい いいえ
7 タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか はい いいえ
8 タバコのために自分に精神的問題が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか はい いいえ
9 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか はい いいえ
10 タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか はい いいえ

キユーピーグループ卒煙支援もあります。

関連サイトリンク

厚生労働省のTOBACCO or HEALTH
https://www.health-net.or.jp/tobacco/
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